ITUとは?
ITUとは?
ITU(International Telecommunication Union、国際電気通信連合)は国連の専門機関の一つで、情報通信技術(ICT)とネットワークの発展、ICTの普及を目指し、無線周波数帯の割り当て、衛星軌道の管理、電気通信技術の標準化などを行っています。
歴史
1865年に創設された万国電信連合と1906年に創設された国際無線電信連合が1932年に合併し、1947年に国連の専門機関となりました。世界最古の国際機関とされています。
業務
情報通信サービスの品質向上と技術の標準化、周波数や衛星の管理
- - 国家間の電波干渉を防止するための無線周波数帯の管理、割り当て
- - 静止軌道衛星の位置登録とその他の軌道衛星の特性に対する登録
- - 世界的な電気通信標準化の促進
- - 開発途上国での電気通信網の構築、開発、改善に向けた国際協力と連携の促進
- - 普遍的な通信サービスを保障する通信料金に対する加盟国間の協力促進
- - 情報通信業務での協力を通じて安全を確保する措置の採択促進
- - 情報通信に関する研究、規定・勧告策定、決議採択、情報提供
- - 国際的な金融機関や開発機関と共同で各国の孤立した地域に情報通信サービスを提供
- - ITUの目的を達成するための関連機関および他機関との協力促進
全権委員会議とは?
グローバルICT政策を決定するITUの最高意思決定機関で、4年ごとに開催されます。
グローバル情報通信政策の方向性決定、ITU憲章・条約の改正、事務総局長などの役員や理事国の選出が行われるため、193加盟国の閣僚クラスや国際機関トップが出席します。