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南大門の復元はずさん 再工事が必要=韓国監査院

【ソウル聯合ニュース】2008年の放火により楼閣がほぼ全焼した韓国国宝第1号の南大門(正式名・崇礼門)が約5年の工事を経て昨年6月に復元されたが、検査を受けていない安い材料が使われるなど、ずさんな面が多く、再工事が必要であることが分かった。韓国監査院が15日明らかにした。

監査結果を発表する関係者=15日、ソウル(聯合ニュース)監査結果を発表する関係者=15日、ソウル(聯合ニュース)

 監査院は昨年12月から今年2月まで文化財庁やソウル市など、九つの公共機関を対象に行った「文化財保守および管理実態」の監査結果を同日公開した。 

 これによると、南大門は工事期限に間に合わせようとしたため手抜き工事が多く、伝統的な技法に対する技術や経験がない職人により異なる技法が用いられ、塗料も安いものが使われていたことが分かった。

 監査院によれば該当の職人は、施工過程で使用が禁止されている化学接着剤や化学顔料を現場に密かに持ち込み、それを使用した。そのために塗装に亀裂が生じるなどの問題が発生した。

 同職人は、値段が安い化学接着剤の使用により、工事の過程で生じた3億ウォン(2978万円)の利益を着服していたと監査院は明らかにした。

 また同職人が無許可で使用した油のために、火災の危険性が上がったと指摘した。

 さらに南大門の地盤を復旧させる過程でも、文化財庁は考証や諮問を行わずに工事を進行。南大門と周辺の階段部分が復旧の基準となる朝鮮王朝時代の中・後期より最高で145センチ高くなったことが明らかになった。

 考証を経てかつての南大門と同じように製作するとされていた瓦も、施工がわずらわしいという意見を瓦業者から受け、韓国の国家規格のものに変更。火災前の姿と大きく印象がかわった。

 監査院は手抜き工事をした職人らを十分に管理しなかった復元団長など5人に対して懲戒を要求し、化学接着剤の使用により、不当に利益を得たとされる職人については、3月に警察に捜査を要請した。

 また、手抜き工事をした業者や職人、監理者に対しては営業停止や資格停止などの措置を取るよう、文化財庁とソウル市に通知し、塗装や地盤の復元などについては再工事をするよう通知した。  

 その他にも、慶尚北道慶州市にある国宝第31号の瞻星台は2009年、地盤沈下により毎年わずかに傾いていることが確認されたが、同市では沈下の原因や、さらなる沈下の可能性については調査していないことが分かった。

yugiri@yna.co.kr