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社会文化

韓国客船沈没 名簿にない遺体発見=強まる政府への不信感

【珍島聯合ニュース】韓国旅客船の沈没から7日目となる22日、官・民・軍の合同捜索が続いている。

 事故現場には艦艇や民間の漁船239隻や航空機37機、潜水士らの救助隊員755人、遠隔操縦可能な無人潜水艇2台、海底ロボットなどが投入された。多数の行方不明者がいるとみられる船体の3階と4階を中心に集中的な捜索が行われている。

 乗客476人のうち死者は108人となっている。だが、乗客名簿に載っていない外国人の遺体が収容され、政府の発表に対する不信感が強まっている。

◇乗客名簿にない外国人遺体発見

 韓国政府が発表した旅客船の乗客名簿にない外国人の遺体が発見され、名簿の信ぴょう性が疑問視されている。

 官・民・軍合同救助チームは21日、30代の中国人男性と学生とみられるロシア人、40代の中国人男性の3人の遺体を収容したと発表した。このうち、40代中国人男性は行方不明者名簿に載っていなかった。韓国政府は当初、30代の中国人男性とこの男性と結婚する予定だった女性、ロシア人の3人の外国人を行方不明者としていた。

事故対策本部は22日午後の会見で、「予測できない状況が起こり得るため、乗客数は変わる可能性がある。了解してほしい」と釈明した。

 韓国政府は旅客船の乗客を事故当日は477人としたが、その後、459人、462人、475人、476人と訂正を続けてきた。476人に含まれていない外国人遺体が収容されたため、乗客数はまた変わる可能性が高い。救助者数は事故当日に368人としていたが、翌日から174人、175人、176人、179人と訂正しており、救助から被害状況の把握まで事故対応能力の低さを露呈した。

◇沈没船から真っ先に「逃亡」した船員

 旅客船の船員らが乗客を置き去りにし、真っ先に脱出したことが確認された。

 海洋警察の発表によると、警備艇が事故現場に到着したのは16日午前9時半。旅客船はすでに左に50〜60度傾いた状態だった。 

 午前9時38分に珍島の管制センター(VTS)と最後の交信を行った直後、船員らは操舵室からの脱出を始めた。午前9時28分に「船室が安全だ」と船内放送をしてから10分後のことだった。

 5階にある操舵室の左側甲板が海面に触れるほど船が傾いていたため、船員は水に飛び込むことなく左舷に寄せている警備艇に乗り移ることができた。操舵室のすぐ近くには25人乗りの救命いかだ14隻があったが、船員はこれさえも作動させることなく急いで警備艇に移った。 

 警備艇は午前9時50分、船長ら船員10人と一般乗客の合計80人を救助。1次救助作業を終え、10時10分に救助者中57人を珍島郡庁の給水船に引き渡した。船長、航海士、機関士、操舵手などいわゆる船舶職の船員15人は全員無事だった。

◇責任追及が本格化

 旅客船の1等航海士2人、2等航海士2人の計4人に対する拘束令状の令状審査が22日午前に行われた。警察と検察による合同捜査本部は逮捕済みの船長らに続き、航海士らにも責任を問う必要があるとして、遺棄致死と水難救助法違反容疑で拘束令状を請求していた。

 また、捜査本部は参考人聴取を受けた後、ホテルの部屋で自殺を図った1等機関士を逮捕した。乗務員1人も被疑者として聴取している。

 一方、ダイバーに成り済まし、ニュース番組のインタビューで「海洋警察が民間ダイバーの救助活動を妨げた」と主張した女性に対しては、拘束令状を請求した。女性はダイバーの資格も持っていないことが確認された。 

kimchiboxs@yna.co.kr