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北朝鮮の新ミサイル 性能向上もICBMには及ばず=韓国当局

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は、北朝鮮が14日に発射した新型中長距離弾道ミサイルについて、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級には及ばないとの見方を示した。

北朝鮮の新型ミサイル「火星12」(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮の新型ミサイル「火星12」(資料写真)=(聯合ニュース)

 国防部は16日、国会国防委員会に提出した資料で「北が発射した弾道ミサイルは飛行に成功し、発射に続けて失敗した(中距離弾道ミサイル)『ムスダン』よりも性能が向上したIRBM(中長距離弾道ミサイル)級のミサイル」と評価した。

 一方で「弾頭の(大気圏)再突入の安定性については追加検証が必要で、ICBM級には及ばないレベル」とした。

 北朝鮮は14日早朝に北西部の平安北道亀城付近から東北東に向けて弾道ミサイル1発を発射した。北朝鮮は翌日、メディアを通じて「地対地中長距離戦略弾道ロケット火星12」の発射実験に成功したと報じた。

 国防部は北朝鮮のミサイル発射から2分後の14日午前5時29分に、海軍のイージス駆逐艦「栗谷李珥」が最も早くミサイルの動きを捉えたと明らかにした。韓国軍の弾道弾早期警報レーダーも、北朝鮮のミサイルを探知した。

 同ミサイルの飛行距離は約780キロ、最大高度は約2110キロとされる。ミサイルは日本の防空識別圏に約20キロ入り、津軽海峡から西に約420キロの海上に落下した。

 北朝鮮は今回、発射角度を最大限高くしてミサイルを発射したが、正常な角度で発射していれば射程距離は4500〜5000キロに達するとされる。弾道ミサイルは射程が5500キロを超えると、ICBMに分類される。

 一方、国防部は北朝鮮が核実験のような戦略的挑発と、最前線地域での戦術的挑発を行う可能性があると分析。「(核実験場がある)豊渓里は常時、核実験が可能な状態を維持している」とし、「北の軍の国境線・海域での挑発の兆候など、特異な動向は識別できなかった」と記した。

 さらに、北朝鮮の今回のミサイル挑発について、「軍事的観点からみて相次ぐ弾道ミサイル発射失敗を挽回し、新たな核の使用手段を確保するため」と分析した。南北関係においては、韓国の新政権の対北朝鮮政策の方向性を探り、今後の主導権を確保するための試みと分析できる。

 国防部は「対決構図を激化させ、対米・対韓交渉力を高めるなど有利な戦略環境を作るための瀬戸際戦術」だと評した。

 韓国軍は北朝鮮の追加挑発を踏まえ、監視・備えを強化した。 

 国防部は「韓米情報共有および連合ISR(情報・監視・偵察)を増強し、情報監視態勢を強化した」と説明。「米国の拡大抑止力の向上に合わせ、韓国軍の独自能力を高める」とし、「キルチェーン(弾道ミサイルを発射する兆候を探知して先制攻撃を加えるシステム)、KAMD(韓国型ミサイル防衛)、KMPR(大量反撃報復)能力の早期確保のために努力する」との立場を示した。

ynhrm@yna.co.kr