北朝鮮・羅津港、中ロへの使用権拡大を検討
北京で開かれている中国の全国人民代表大会(国会に相当)に出席した吉林省延辺朝鮮族自治州の李竜熙・党委員会副書記は8日、「北朝鮮が羅津港3号埠頭(ふとう)を50年間使用できる権利をロシアに提供し、中国に提供していた1号埠頭の使用権については10年間延長を積極的に検討している」と明らかにした。中国は2008年に1号埠頭の使用権を取得し、現在、中朝間で10年間の追加使用延長に対し協議が進んでいると説明した。中国は同埠頭を望む用途に合わせ使えるよう設備建設作業を進めており、建設作業が終わり次第、物流輸送が始まることになるという。
李副書記は、羅津港の使用権獲得について、吉林省の石炭を東海(日本名:日本海)経由で上海などに運送できるだけでなく、日本への輸出など太平洋地域との物流も可能になるという点に意味を置いた。
羅津港は5つの埠頭があり、1号埠頭の規模は3号埠頭を上回る。中国側はこの事業に数千万元を投入するとみられている。
これに先立つ先月28日、孫政才・吉林省党書記は東北3省を訪問した北朝鮮・朝鮮労働党の金英日(キム・ヨンイル)国際部長に対し、昨年国務院(中国政府)が確定した「長春〜吉林〜豆満江開放先導区」事業を紹介しながら、道路網・基礎インフラ建設分野で吉林省と北朝鮮が新たに合弁する契機ができたと説明したと伝えられる。中国は豆満江河口に隣接した羅津港を、立ち後れる東北3省が太平洋へと進出するための経済戦略の要衝として注目してきた。
一方、ロシアも、中朝が羅津港を国際物流基地に開発すれば、サハリンとシベリア産の原油・天然ガスを周辺国に販売するルートができると見込んでいるといわれる。


















Home
















