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2010/02/04 12:32 KST
北朝鮮にも電子書籍?「未来2.0」韓国内初公開


【ソウル4日聯合ニュース】米アマゾンが販売する電子書籍端末「キンドル」や米アップルのタブレット型端末「iPad(アイパッド)」の登場で、電子書籍市場が世界の注目を集めるなか、北朝鮮でもすでに相当水準の電子書籍システムが稼動していることが分かった。

 脱北者によるインターネットラジオ放送「自由北韓放送」のキム・ソンミン代表は4日、聯合ニュースに対し、先ごろ外国の情報筋から入手したという北朝鮮の電子書籍システム「電子書庫 未来2.0」を国内で初めて公開した。

北朝鮮の電子書籍システム「電子書庫 未来2.0」=(聯合ニュース)

 マイクロソフトのOS(基本ソフト)ウインドウズで「未来2.0」を使用すると、図書館検索システムのような画面が立ち上がる。左側のメニューには「主体思想」「文学作品」「朝鮮歌集」「文学大辞典」「朝鮮語大辞典」「常識大辞典」などとカテゴリが並んでおり、これをクリックすると下位カテゴリが展開表示される。

 「文学作品」をクリックすると、「朝鮮古典文学選集」「朝鮮現代文学選集」「世界文学選集」「世界児童文学選集」「朝鮮文学作品」「外国文学作品」などと、さらに下位カテゴリが開き、これをクリックすると、作品の一覧が表示される。「世界文学選集」をクリックすると、「イーリアス」「水滸伝」「シェイクスピア戯曲選」「ドン・キホーテ」「ジェーン・エア」「レ・ミゼラブル」「ゴーリキー作品集」「風とともに去りぬ」など、なじみのある作品タイトルが並ぶ。「シェイクスピア戯曲選」の場合、朝鮮文芸出版社が1991年に出版した書籍の全内容を、コンピューター上で読むことができる。

 また、初期画面で「未来2.0概要」をクリックすると、「文学遺産の保存、整理、研究、増加、普及において確信を成し遂げ、拡大する大衆の文化的受容を充足させ、専門家の執筆活動を効果的に助けるため製作された、わが国初の専門閲覧機」という説明が表示される。

 このシステムには、政治、文学などの分野の書籍1500冊と、約35万件の情報が収録されている。北朝鮮現代文学をはじめ相当部分が、まだ韓国内には知られていないものと推測される。音声認識システムも備えており、「読み」アイコンをクリックすると、表示されている内容を比較的自然なトーンの女性の声で読み上げるようになっている。このほか、収録されている書籍、歌詞、辞典などの内容を、各種キーワードで検索することも可能だ。

 キム代表は「北朝鮮では著作権問題が韓国ほど複雑ではなく、出版社も当局の直接的な影響下にあるため、比較的早く膨大な電子コンテンツを確保できたようだ」と話している。

 北朝鮮は2006年1月、コンピューターで図書と資料を閲覧できる初の電子図書館を金策工業総合大学にオープンさせた。その後、主要大学と都市の図書館も電子図書館にリニューアルしたり、別途に電子図書館を新設するなどしている。

japanese@yna.co.kr