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2009/12/01 08:50 KST
北朝鮮が17年ぶりデノミ実施、100分の1に


【瀋陽1日聯合ニュース】北朝鮮が17年ぶりに貨幣改革(デノミネーション)を断行したと伝えられた。

 中国で活動する複数の北朝鮮貿易商によると、当局は先月30日午前11時付で「貨幣改革」を断行、午後2時から100対1の比率で貨幣交換を実施した。突然のことに驚いた平壌住民らは大きく混乱し、隠していた財産の発覚を懸念する人が中国人民元や米ドルに両替しようと殺到したため、平壌の闇市場も混乱。人民元とドルが暴騰したという。

 北朝鮮は政権樹立後の1947年と1992年にも、旧貨幣と新貨幣を1対1で交換する貨幣改革を実施している。これまでこの2回の貨幣改革と、4回の貨幣交換を断行した。

 今回、北朝鮮が突然の貨幣改革に踏み切った理由は、2002年7月1日の経済改革後の貨幣価値の大幅下落で発生したインフレへの対策というほかにも、住民らが保有し闇取引で流通している地下資金をあぶりだす意図があるものとみられる。

 北朝鮮当局は、外貨確保に向け海外で働く貿易商や駐在員らについて、定められた「忠誠資金」さえ誠実に納めていれば、帰国の際に金銭をどれだけ持ち込みどこに使おうと黙認してきた。その結果、持ち込まれた膨大な資金が当局の統制範囲を超え、水面下で流通。こうした資金が不動産市場に集まり、平壌の最高級アパート価格が1〜2年の間に2倍以上に暴騰するなどの過熱現象を招いた。

 今回の貨幣改革に向けては、相当期間、緻密(ちみつ)な準備が進められていたようだ。ある中国の対北朝鮮筋は「2カ月前に北朝鮮から来た高官級の人物が、間もなく大々的な経済改革があると話していた」と明らかにしている。

 今回の貨幣改革について、中国で活動するある北朝鮮貿易商は「忠誠資金を出せば私有財産を認めるといいながら、結局、隠し財産を没収した形」だと話す。北朝鮮で保有している旧貨幣をどう処理すべきかと、不満を吐露した。

1992年の貨幣改革で新発行された北朝鮮紙幣=(聯合ニュース)

japanese@yna.co.kr