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<インタビュー>日本文学を学び続け75歳で博士号 キム・ジョンヒさん
2015/02/12 18:03 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【ソウル聯合ニュース】「平凡な主婦だった40歳のときに再び勉強を始めました。年を取ってからの勉強は恥ずかしくもあり大変でしたが、あきらめなかった結果、博士号を取得することになりました」――。

 13日に韓国・崇実大大学院の日本語日本学科を卒業し博士号を取得するキム・ジョンヒさん(75)が喜びを語った。

 キムさんは1963年に梨花女子大仏文科を卒業。フランス留学を希望していたが経済的事情で断念した。結婚を機に専業主婦になったが常に勉強したいという思いを抱いていた。子育てが一段落したころ、「もう一度挑戦してみよう」という気持ちがわいてきた。40歳のときだった。

 自身の夢を追い始めたキムさんは1984年、祥明女子大(現祥明大)大学院に入学し、日本近代文学を学び3年後に修士号を取得した。大学での専攻とは異なり日本文学に目を向けたのは夫の転勤で1970年から1年半ほど日本で暮らしたことがきっかけとなった。

 帰国後は日本で身に付けた実力を土台に崇実大などで日本語を教えていたが、50歳のとき、知人に勧められ新潟大の博士課程に入学した。講義があるときは韓国と日本を行き来し、そうでないときは大学の寄宿舎で過ごしながら勉強を続けることは容易ではなかったが、ほとんどAの成績をおさめたほど熱心に励んだ。しかし、博士課程修了を前に夫が体を壊し、博士号は取得できなかった。その後、崇実大の兼任教授に任命され、定年の70歳まで日本近代文学を教えた。

 定年退任後、キムさんに再びチャンスが訪れた。崇実大大学院に日本語日本学科が設置され、2012年に再び博士課程に挑戦した。日本近代文学の代表作家、芥川龍之介に関する論文で念願の博士号を取得することになった。

 キムさんは教え子と一緒に学んだ博士課程について「年を取ってから勉強することが恥ずかしく体力的にもきつかったので何度もやめようと思いました。でも、ここまで来たのだから続けようと自分を励まし勉強しました」と振り返った。家族の応援も大きな力になり、年を取っても頭を使えば能力も伸びることを実感したという。

 今後は芥川龍之介の作品を翻訳し両国交流の増進に役立ちたいと願っている。

キム・ジョンヒさん=(聯合ニュース)キム・ジョンヒさん=(聯合ニュース) 

hjc@yna.co.kr