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[芸能]韓国音楽界 2016年を振り返る

【ソウル聯合ニュース】元祖アイドルといわれる男性5人組グループ、H.O.T.(エイチオーティー)の登場後、20年の歴史を刻んできた韓国のアイドル市場では今年、急激な世代交代が進んだ。

今年大活躍した防弾少年団=(聯合ニュース)
今年大活躍した防弾少年団=(聯合ニュース)

 防弾少年団、TWICE(トゥワイス)など第3世代アイドルグループが人気の中心となる一方で、KARA(カラ)、4Minute(フォーミニッツ)、2NE1(トゥエニィワン)など第2世代グループの多くは解散した。

 また、第1世代グループのSechs Kies(ジェクスキス)とS.E.S(エスイーエス)が再結成し新曲を発表した。

 音楽ジャンルの偏りも緩和された。ドラマのオリジナル・サウンドトラック(OST)が音楽配信サイトのチャートで上位に入り、バラードが人気を集めるという明確な流れができた。

 JYJのユチョンが性的暴行容疑で女性から訴えられるなどの不祥事も起きた。

 米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備に反対する中国では韓国の芸能人の活動を制限する「限韓令」により韓流が打撃を受けた。

◇ 急速に進むアイドルの世代交代

TWICE(JYPエンターテインメント提供)=(聯合ニュース)
TWICE(JYPエンターテインメント提供)=(聯合ニュース)

 世代交代の主役は、国内外で意味ある記録を打ち立てた防弾少年団とTWICEだった。

 防弾少年団はセカンドアルバム「WINGS」が米ビルボードのメーンアルバムチャート「ビルボード200」で、韓国男性アーティストとしては最高の26位にランクインした。全英アルバムチャートでは62位を記録し、韓国アーティストとして初めて同チャート入りを果たした。

 韓国音楽チャートのガオンチャートが7日に発表した「あらかじめ見る2016年ガオンチャート年間決算」(1月1〜11月第4週集計)でも、「WINGS」はアルバム総合チャートでトップに立った。音源のストリーミングとダウンロード数を合算したデジタル総合チャートではTWICEの「CHEER UP」が1位を獲得した。

 一方、海外でK―POPブームをリードした第2世代グループは、解散やメンバーが脱退するケースが相次いだ。

 1月にKARA、6月に4Minute、10月にRAINBOW(レインボー)、11月に2NE1が解散を発表した。BEAST(ビースト)は4月にチャン・ヒョンスンが、Secret(シークレット)は10月にハン・ソナがそれぞれ脱退したためメンバーが減った。

 第2世代グループには2009年にデビューし、今年で所属事務所との専属契約が満了となったグループが多い。こうしたことから、韓国では事務所との契約終了が迫ったデビュー満7年のグループが危機を迎えるとされる「7年ジンクス」という言葉も出た。

Sechs Kies(YGエンターテインメント提供)=(聯合ニュース)
Sechs Kies(YGエンターテインメント提供)=(聯合ニュース)

 一方、1990年代に活躍した第1世代グループの再結成も注目を浴びた。2000年に解散したSechs Kiesは16年ぶりに再結成した。2002年に解散したS.E.Sも14年ぶりに活動を再開し、デビュー20周年記念アルバムを発表する予定だ。NRG(エヌアールジー)もデビュー20周年記念アルバムを準備中だ。

◇ ドラマの挿入歌も人気

 上半期(1〜6月)はドラマ「応答せよ1988」(原題)、「太陽の末裔」(原題)、「また?!オ・ヘヨン〜僕が愛した未来(ジカン)〜」などが韓国で旋風を巻き起こし、これらドラマの挿入歌も人気を集め、音楽チャートの上位にランクインした。

下半期(7〜12月)は、ハン・ドングンの「この小説の終わりを書き直してみようと思う」をはじめ、URBAN ZAKAPA(アーバン・ジャカパ)の「君を愛していない」、イム・チャンジョンの「僕が犯した愛」、パク・ヒョシンの「息」などバラードが人気を博した。

◇ 衝撃的な不祥事も

今年6月、JYJのユチョンは性的暴行容疑で告訴され、警察に出頭した=(聯合ニュース)
今年6月、JYJのユチョンは性的暴行容疑で告訴され、警察に出頭した=(聯合ニュース)

 今年はアイドルの不祥事も相次いだ。

 6月にJYJのユチョンが性的暴行容疑で4人の女性から告訴され衝撃を与えた。警察はユチョンによる性的暴行はなかったが、1人と買春をしたと結論付けた。ユチョンは女性4人のうち2人を虚偽告訴や恐喝未遂で「逆告訴」した。

 9月には歌手のチョン・ジュニョンが元恋人の身体の一部を盗撮した疑いで検察から事情聴取を受けた。検察は嫌疑なしと判断した。

 1月にはTWICEの台湾出身メンバー、ツウィが韓国のテレビ番組で台湾(中華民国)の「国旗」を振り謝罪したことが波紋を広げた。

 旗を振ったツウィに対し、中国の一部で「台湾の独立勢力をあおる」との批判が巻き起こったため、所属事務所のJYPエンターテインメントはTWICEの中国活動中断を発表し謝罪した。韓国国内では中国に対するJYPの「低姿勢」を批判する声が広がった。

 5月にはAOA(エーオーエー)のソリョンとジミンがケーブルテレビの番組で、初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した韓国の独立運動家、安重根(アン・ジュングン)をめぐり物議を醸した。2人は番組のクイズコーナーで、安重根の写真を見ても誰か分からず視聴者から非難を浴び、謝罪した。

 SUPER JUNIOR(スーパージュニア)のカンインは5月に飲酒運転で事故を起こし在宅起訴された。ソウル中央地裁は9月、700万ウォン(約70万円)の罰金刑を言い渡した。カンインは09年にも飲酒事故で罰金800万ウォンの略式命令を受けている。

◇ THAADの韓国配備決定が韓流にも影響

 THAADの在韓米軍配備決定後、中国側が報復措置の一環として韓国芸能人の活動を制限する「限韓令」への懸念が広まった。

 EXO(エクソ)ら一部のグループや歌手が公演延期を余儀なくされたり、番組の出演シーンが編集されたりした。

 中国当局は10月から韓国芸能人の公演を許可していなかったが、このほど楽童ミュージシャンのショーケース開催を認めたため、「限韓令」緩和への期待が高まりつつある。

 一方、韓国国内では朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件を受け、歌手や作曲家、評論家、制作者ら音楽業界に携わる約2300人が11月に朴大統領退陣を求める宣言を行った。朴大統領や同事件を風刺する内容の歌を発表する歌手も登場した。

hjc@yna.co.kr