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韓国兵集団暴行死 国防部長官が謝罪=追加捜査を指示

【ソウル聯合ニュース】韓国北部の砲兵部隊で1等兵が先輩兵士らの集団暴行により死亡した事件で、韓民求(ハン・ミング)国防部長官は4日、同部で国民向け謝罪声明を発表した。国民に衝撃を与え、心配をかけたことについて深く謝罪するとした上で、「国防部検察団に疑惑が持たれた部分については追加の捜査を指示し、裁判管轄を28師団から3軍司令部に移す」と明らかにした。

 軍当局は先輩兵士らの集団暴行により4月に死亡した1等兵を殉職として扱い、5月8日付で上等兵に階級を上げた。

 韓長官は死亡した1等兵について、「神聖な兵役義務を遂行するために入隊したが兵営内で人間の尊厳が日常的に破壊され、深刻な肉体的苦痛を受ける中、一言の哀訴さえもできず、死に至った」と説明。その上で、「それにもかかわらず、このようなことが発生するまでわが軍はこれを予防し、管理監督する責任を全うすることができなかった」と謝罪した。

 また「裁判を受ける加害者およびほう助者に対しては、厳正な軍規と軍令を維持するために軍刑法が許容する範囲内で最大限厳重に措置する。残酷な行為を長期にわたり摘発できなかった包括的な部隊指揮責任を問い、すでに懲戒措置をとった16人に加え、28師団長を解任し、懲戒委員会に回付する」と説明した。

 さらに不正があったと疑われている事件処理の過程については、「真相調査を実施し、その結果により、今後責任を負わなければならない者がいれば、地位の上下を問わず責任を問う」と強調。事件の真相を隠蔽(いんぺい)したとの疑惑についても捜査すると明らかにした。

 韓長官は民官軍による兵営革新委員会を6日から稼働させ、同委員会に現役兵士のほか、転役兵士や家族、市民団体関係者などを集め、全軍の制度改善について話し合うとの方針も発表した。 

 具体的には、関連部署と協力し、今回の加害者のような事故を起こす恐れのある者の入営を根源から遮断。現役服務非適格の処理手続きを簡素化し、処理期間を短縮するなど、保護、および注視すべき兵士の管理システムの改善を早期に実施し、体系的に管理ができる制度的装置を用意するとの考えを示した。

 また、現在ある軍内の希望や苦情の受け付け方式に追加し、兵士らが苦情をインターネットや電話などで指揮官だけでなく、家族や外部にも伝えることができるようにするとした上で、「幹部を含むすべての将兵に対し人権教育を強化する」と明らかにした。

 韓長官は「国防部長官として『今回が最後の機会』という切迫した心情で、しっかりとした国防態勢を確立し、国民が安心して信頼できる進んだ兵営文化を作る」と強調した。

 軍の調べによると、先輩兵士らは死亡した1等兵を日常的に殴り、吐いたつばをなめさせるなどの虐待行為を繰り返した。軍当局は暴行を加えた5人を傷害致死罪などで起訴し、部隊の大隊長ら16人を懲戒処分にした。だが、4月に起きた事件の真相が7月末になって明らかになったことから、軍当局が事件を組織的に隠蔽したとの疑惑が浮上していた。

yugiri@yna.co.kr