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韓国兵集団暴行事件 隠蔽疑惑で軍首脳部への責任論噴出

【ソウル聯合ニュース】韓国北部の砲兵部隊で4月に1等兵が先輩兵士らの集団暴行で亡くなった事件で、軍当局が事件を隠蔽(いんぺい)したとの疑惑が広がり、軍首脳部の責任論が浮上している。

 軍の調べによると、先輩兵士らは1等兵を日常的に殴り、吐いたつばをなめさせるなどの虐待行為を繰り返した。軍当局は暴行を加えた5人を傷害致死罪などで起訴し、部隊の大隊長ら16人を懲戒処分にした。だが、4月に起きた事件の真相が7月末になって明らかになったことから、軍当局が事件を組織的に隠蔽したとの疑惑が持ち上がっている。

国会の国防委員会で集団暴行事件と関連した報告を行う軍関係者=(聯合ニュース)国会の国防委員会で集団暴行事件と関連した報告を行う軍関係者=(聯合ニュース)

 国防部が4日に国会国防委員会に提出した資料によると、1等兵が所属する部隊は4月6日、「(1等兵が)飲食中に意識を失った」と上部に報告したが、同日夜、先輩兵士の暴行で倒れたと訂正した。軍検察が5月2日、暴行を加えた兵士らを起訴した際は1等兵に歯磨き粉を食べさせたほか、毎日夜に暴行や虐待行為を行い、幹部が暴行の事実を認識しながら容認していたことも確認された。

 軍当局は事件発生の翌日、1等兵が先輩兵士らに殴られて倒れた後、飲食物が喉に詰まって死亡したと公表したが、日常的な暴行や虐待行為については明かさなかった。

 先輩兵士らは傷害致死罪などで起訴され、5月22日以降、3回の審理が行われた。遺族は捜査記録の閲覧を求めたが、軍当局は受け入れなかった。事件のひどさを隠そうとしたとの指摘が出ている。

 事件の全容は軍当局がすべてを把握してから約3カ月が過ぎた7月31日、軍隊の人権問題などに取り組む非政府組織「軍人権センター」の記者会見で明らかになった。

 ◇国防部に批判、殺人罪適用も

 事件の隠蔽疑惑により、軍首脳部に対する批判の声が高まっている。国防部のホームページなどには「故意性を認定することは難しい」として先輩兵士らを殺人罪ではなく傷害致死罪で起訴した軍検察の判断に疑問を呈す書き込みが殺到している。

 国防部の幹部は4日の国会答弁で、先輩兵士らの公判の延期を申請し、殺人罪の適用を検討する考えを示した。同部の金aソク(キム・ミンソク)報道官は同日の定例会見で、「長官が事件を再調査することを国会に報告した」として、対応に落ち度があったことが確認された場合はしかるべき措置を取る方針を明らかにした。

kimchiboxs@yna.co.kr