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<インタビュー>韓国発ミュージカルがヒット 東宝芸能の市村、栗間氏

【ソウル聯合ニュース】「アイドルが出演するミュージカル作品が悪いというわけではない。ただ、作品よりスターばかり強調されれば観客層の拡大や成長は期待できない」――。

 日本の芸能事務所「東宝芸能」のプロデューサー、市村朝一氏と栗間左千乃氏は聯合ニュースのインタビューで、韓国ミュージカルが日本で苦戦している状況について分析した。韓国オリジナルミュージカル「シャーロック・ホームズ〜アンダーソン家の秘密〜」の日本公演を手がけた2人は、新作「シャーロック・ホームズ2 ブラッディー・ゲーム」(原題)を観覧するため韓国を訪れた。

聯合ニュースの取材に応じた市村氏(右)と栗間氏=(聯合ニュース)聯合ニュースの取材に応じた市村氏(右)と栗間氏=(聯合ニュース)

 2011年に初演された「シャーロック・ホームズ〜アンダーソン家の秘密〜」は事件の謎解きという新鮮なストーリーが好評を博し、韓国で大ヒットした。今年1〜2月には日本版が東京など7都市で上演され、立ち見が出るほどの人気となった。

 栗間氏は日本でのヒットの理由について、ストーリー展開の面白さや洗練された音楽に加え、人気俳優を起用したことを挙げた。ホームズ役は橋本さとし、助手のワトソン役は一路真輝と、実力と人気を兼ね備えたベテランが演じた。

 また、一部で日本の曲を使うなど日本の観客の好みに合わせ変更を加えた。状況に合わせ作品に手を加えても構わないという韓国制作陣の同意があったという。日本の観客を意識して制作したことで、「K―POPの派生品」としてみられがちだった他の韓国ミュージカルとは異なり、作品自体に関心を集めることに成功した。

 市村氏は見終わった後に「韓国ミュージカルだったのか」と聞いてくる観客が多かったと振り返る。一方で、日本で紹介される韓国ミュージカルがK―POPアイドルを前面に出して観客を集めようとして、作品は二の次という傾向があると苦言を呈した。スターが出演する作品は観客が劇場を埋めるが、そうでない作品は観客が集まらないと指摘。それではミュージカルの観客層の拡大を期待できないと述べた。

 昨年には東京・六本木に韓国ミュージカルを上演する「アミューズ・ミュージカルシアター」がオープンしたものの、当初の期待とは裏腹に苦戦している。市村氏は、日本では無名に近い韓国の俳優を出演させることや、オーケストラなどの生演奏に慣れている日本の観客に配慮せず録音された音楽を流す点などが残念だと指摘した。

 東宝芸能は「シャーロック・ホームズ2」のライセンス契約も検討している。2人は今後、両国の出演者や制作者の多様な交流や合作が増えることを期待した。良い作品を選別し、どうすれば現地の観客に受け入れられるかに関心があるとした。

ikasumi@yna.co.kr