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経済

日本人消え閑古鳥のソウル・南大門市場 円安に嘆き節も

【ソウル聯合ニュース】「日本人客相手の毛皮商はつぶれる所も多い。今後も景気回復は見込めないが耐えるしかない」――。

 日中でも零下3度と厳しい冷え込みが続くソウル・中区の南大門市場で14日、ハンドバッグやスカーフを販売する男性(42)は肩を落とした。外国人観光客の売り上げについて「北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記がミサイルを発射したときよりもずっと良くない。日本人客が一気に落ち込んだ」と嘆く。円安が進み、主な顧客だった日本人観光客が急減したためだ。

客を待つ南大門市場の両替商=(聯合ニュース)

 アクセサリー販売店を経営する男性(47)も最近は午後5時半には店を閉める。賃貸料が高い地域のため24時間営業が当たり前だったが、最近は午後5時には客足が途絶え、電気代がもったいないためだ。「昨年10月に小売店を始めてから、日本人客に販売したのはたった1度だけ。中国人客は太っ腹だが、日本人客は値段交渉だけして高いといって行ってしまう人が多い」と話す。

 化粧品販売店の店主(50)は昼食時まで一つも売れなかったと、悲壮な様子だ。メディアでは日本人観光客の減少について安倍晋三首相の靖国神社参拝や独島問題など政治的問題を理由に挙げるが「結局は『カネ』が原因」と話す。

 円安を一層肌で感じる両替商も同じだ。ある両替商は「一昨年に比べ客足が一気に落ちたのは間違いない。日本の中高生の修学旅行など団体客は全くいなくなった」とため息をつく。安倍首相が消費者物価上昇率2%を達成するまで円安を進める方針だけに、今後も厳しい状況は続くとみている。

 南大門警察署によると現在、南大門市場に正式登録している両替商は23カ所で、1年前より3カ所減った。これら両替商よりさらに厳しいのは寒風の中、道端に出したプラスチックのいすに座り無許可で営業する高齢の女性両替商たちだ。警察の担当者によると無許可営業は24人と把握されており、「昨年から円安で営業が苦しいという話が多い」と話す。

 企画財政部によるとウォン相場は昨年末に100円=1002.28ウォンまでウォン高が進み1年前に比べ19.06%変動した。

 一方、円安による日本人客の減少に伴い免税店業界ではマーケティングの対象を日本人から中国人にシフトしている。ソウル・光化門の東和免税店は中国人観光客が確実に増加していることを受け、昨年末に看板をハングルから中国語に変えた。

 新羅免税店の広報担当者は3、4年前から中国人の買い物客が日本人の割合を上回ったと説明。中国版ツイッター「微博」(ウェイボ)に新羅免税店のアカウントを開設しイベントを開催するなどマーケティングを強化していると話す。ロッテ免税店でも明洞に近い本店で中国人に人気のブランド、カルティエの売り場を拡張するなど、中国人客の獲得に力を入れている。

ikasumi@yna.co.kr