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政治

米財務次官が来韓 韓国政府と北制裁問題など協議

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の非核化に向けた対話再開の動きに進展が見られない中、韓国と米国が北朝鮮制裁問題などを協議した。

 米財務省のコーエン次官(テロ・金融犯罪担当)が来韓し、30日午前に韓国外交部の金奎顕(キム・ギュヒョン)第1次官と北朝鮮およびイランに対する制裁問題を話し合った。北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める趙太庸(チョ・テヨン)朝鮮半島平和交渉本部長とも会った。

 韓米はこの日、兵器を積んだ北朝鮮船がパナマ当局に拿捕(だほ)された事例など、国際社会による北朝鮮制裁の履行状況について評価を行った。

 韓国外交部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は、両国が対北朝鮮制裁で引き続き緊密に協力し、中国との協力も一層強化することで一致したと伝えた。国連安保理決議をめぐる中国の努力についても評価した。趙報道官は定例会見で「北朝鮮制裁をめぐる現状と今後の協力策を協議し、韓米間で緊密な協調を続けることにした」と明らかにした。 

 金第1次官とコーエン次官は会談後、記者団に対し「われわれは北朝鮮の不法活動を注視している。北朝鮮の核計画を支持する団体を見守っている」と述べた。

 同次官は3月にも韓日中を訪問し、米国の独自制裁の対象である朝鮮貿易銀行への制裁を要請している。中国は事実上、制裁に同意した。

 コーエン次官は同日午後、イラン制裁問題に関連し、韓国企画財政部の殷成洙(ウン・ソンス)国際経済管理官らとも協議した。韓国政府は対イラン制裁強化による韓国企業の被害を最小限に抑えることができるよう米国側に協力を求めた。

 日本に続いて韓国を訪問したコーエン次官は同日午後、シンガポール、マレーシアに向け出発する。北朝鮮制裁の実効性を高めるには、東南アジアでの履行強化が必要との判断があるようだ。

 専門家は「港、輸出、金融の統制が機能していない東南アジア地域は北朝鮮およびイラン制裁における一種の抜け穴だ」と指摘。「今回の訪問は全体的に北朝鮮をけん制する意図があるとみられる」と説明した。

 また協議では、北朝鮮の態度を変えさせるには、対話と圧力を並行するアプローチが必要なことを再確認したもようだ。北朝鮮は対話局面に持ち込もうとしているが、核問題に対し北朝鮮が根本的に態度を変えるまでは実効性のある制裁措置が必要というのが韓米政府の見解だ。

 金融犯罪を担当するコーエン次官が来韓したことから、両国は北朝鮮の資金調達を断つための2国間・多国間制裁の履行状況と、中国が北朝鮮の朝鮮貿易銀行に対する制裁に賛同した後の状況についても点検したとみられる。

 韓国外交部関係者は「北朝鮮の態度変化を引き出すため、対話と圧力を並行するというのが韓国の政策基調だ。そうした面から、北朝鮮制裁に対する韓米の一般的な協議が行われた」と説明した。