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Twitter Send 2010/10/29 14:22 KST
ブラジル大統領「地球規模の問題で韓国と協力」




【サンパウロ28日聯合ニュース】ブラジルのルラ大統領は28日、ソウルで来月開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)を前に行った聯合ニュースと書面インタビューで、G20ソウル・サミットが経済危機の克服に向けた政策を幅広く調整できる機会になるとの考えを示し、議長国の韓国の役割に信頼を寄せた。

 ルラ大統領は、両国は国交正常化51周年を迎える友好国だとした上で、2014年のサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会、2016年のリオデジャネイロ夏季五輪に対する韓国企業の関心と投資拡大を促した。以下は一問一答。

ルラ大統領(ブラジル大統領室提供)=(聯合ニュース)

――韓国とブラジルはことしで国交樹立51周年を迎えた。現在の両国関係をどのように評価しているか。

「韓国とブラジルの関係は50年間、非常に高い水準の段階に発展し、現在は活発な交流協力関係が続いている。2009年を基準に、ブラジルの貿易相手国のうち韓国はアジア諸国では3位、世界では7位に浮上した。ここ数年間、韓国のブラジルへの投資は印象的に増加しており、ブラジルの対韓国投資も大きく拡大すると期待している」

――地球規模の問題での韓国とブラジルの協力水準は。

「両国は2008年から始まった世界経済危機以降、国際金融システムと関連した議論で、主要8カ国(G8)より拡大され、バランスの取れたG20にするための努力を傾けてきた。両国のこうした努力の結果、国際金融機関で新興国の立場が積極的に反映されている。また、両国はドーハ開発アジェンダ(DDA)の妥結に向けても努力しているほか、地球温暖化の挑戦に対する集団的解決策を模索するためにも緊密に協力している。世界の全ての国は、先進国と開発途上国の立場の違いにもかかわらず共同の責任感に基づき温室効果ガス削減の約束を守るべきだ。12月にメキシコで開催される国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)は両国の協力のための特別な機会になるとみている」

――G20ソウル・サミットはどのような意味があると考えるか。

「ソウル・サミットは為替問題など経済危機の克服に向けた政策を幅広く調整できる機会になると思う。開発途上国のために、われわれは安定的かつ予測可能で、均衡ある国際金融システムを構築しなければならない。危機克服のための戦略として、保護主義は避ける必要がある。韓国政府がソウル・サミットを建設的に活用し、世界の金融・経済分野で多角的な役割を強化し、均衡ある国際経済の秩序を新たに構築することに貢献すると信じている」

――ブラジルは世界的な資源・エネルギー大国だ。同分野で両国の協力の可能性は。

「両国はエネルギーや鉱物分野で持続的な協力関係を模索している。ブラジルはここ数年間、エタノール分野に対する韓国の投資を誘致し、韓国は第1、第2世代のバイオエネルギー研究開発(R&D)プロジェクトでブラジルと協力している。また、両国は2005年、鉱物・エネルギー資源分野の協力のための機関を設立したほか、原子力エネルギーの平和的な使用のための協力協定を締結した」

――リオデジャネイロとサンパウロを結ぶ高速鉄道事業や2014年のW杯大会、2016年の夏季五輪と関連し、韓国企業が参加できる可能性は開かれているか。

「ブラジル進出を希望する韓国企業を積極的に歓迎する。両大会の成功のためにはさまざまな準備が必要で、これは韓国企業に多くのビジネスチャンスを提供すると思う。韓国企業の参加が有望なプロジェクトとしては高速鉄道事業や大西洋沿岸の深海油田開発と関連した造船、石油探査・開発などがある」

――最近、世界はグリーン成長に高い関心を示している。グリーン成長のために両国が協力できる部分は。

「ブラジルは2020年までに温室効果ガスの排出量を現在より36.1〜38.9%削減する目標を立てており、アマゾン熱帯雨林の破壊を食い止めるため努力している。両国は国際社会で環境アジェンダが進展できるよう、協力しなければならない。また、両国は再生可能エネルギー、なかでもバイオマスの使用拡大のため努力できると思う」

――ブラジルは北朝鮮とも外交関係を結び、ソウルと平壌に大使館を設置している。朝鮮半島問題に対する見解は。

「ブラジルは国際的な紛争を平和的に解決できる世界秩序の確立のため努めている。国際政治問題で、対話は双方の立場を柔軟にさせ、緊張を和らげる最高の道具だと思う。その意味で、南北が国際社会の意思を排除せず、主導的な立場で朝鮮半島問題を解決しなければならない」

――ブラジルは世界経済危機を順調に克服したとの評価を受けている。ことしの世界経済とブラジル経済の見通しは。

「ブラジルは2008年から始まった世界の金融危機を順調に克服している。安定的なマクロ経済状況や貿易国の多角化、急成長している国内市場、適切な措置の導入などのプラス要因により、ブラジルはダイナミックな成長を続けた。その結果、ことしの成長率は7.5%を記録すると予想されている。一方、世界経済は先進国の景気低迷で成長率が平均4.8%程度で緩やかだ。先進国も景気てこ入れを図らなくては、世界経済危機の影響から脱することはできないだろう」

――大統領は新しい国際秩序の構築を提唱している。大統領が考える新しい国際秩序とは。

「政治的な混乱、軍備競争、金融危機、気候変動、社会・経済的な不平等を深刻にする世界化など、現代社会の問題解決のためには持続可能かつ多様で、ヘゲモニーから自由であり、バランスの取れた民主的な新しい国際秩序の確立が切実に求められる。国連や国際通貨基金、世界銀行など、第2次世界大戦後に発足した国際機関は21世紀の現実を反映できないだけに、改革は必須だ」