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インタビュー

[インタビュー]国会国防委員長「米駐留経費負担交渉が韓米同盟揺るがす恐れ」

【ソウル聯合ニュース】韓国国会国防委員会の金栄宇(キム・ヨンウ)委員長(与党セヌリ党)は14日、聯合ニュースのインタビューに応じ、米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利したことにより、韓米同盟と朝鮮半島の安全保障が揺らぐ可能性について「予断を許さない」と述べた。

金栄宇委員長=(聯合ニュース)
金栄宇委員長=(聯合ニュース)

 トランプ氏が韓国に対し在韓米軍駐留経費負担(思いやり予算)の増額を要求してくると予想するとともに、駐留経費負担をめぐる交渉が韓米同盟の根幹を揺るがしかねないことを肝に銘じるべきだと強調した。

 以下は一問一答。

――同盟国の安全保障「ただ乗り論」を主張してきたトランプ氏の当選で韓米同盟が弱体化する可能性が提起されているが。

「その問題はだれも予測できない。トランプ氏が候補だったときの発言、勝利宣言の演説、勝利後の朴槿恵(パク・クネ)大統領との電話会談の内容が少しずつ異なる。

 トランプ氏は北大西洋条約機構(NATO)加盟国や韓国に対し『ただ乗り』をしないよう求める趣旨の発言をした。基本的に外国との関係も『ギブ・アンド・テイク』の考え方があるようだ。しかし、大統領選勝利後のトランプ氏は安定感とバランス感覚を備えつつあるように見え、どれが真実なのかまだ分からない。予断は許されないため、側近、知韓派、諮問委員団、韓米同盟派の役割がいつになく重要だ。韓国政府と政界がそのような人物との接触を強化する必要性がさらに高まった」

――同じ側面から、北朝鮮の核開発阻止が難しくなったとの見方もあるが。

「私は必ずしもそうとは思わない。トランプ氏は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対し狂っていると言ったが、米国国民のプライドと安全を脅かすことがあれば(原因・問題点などを)確実にえぐりだすとみられる。オバマ米大統領の『戦略的忍耐』とは距離があるとみえる。むしろ、米国の神経を逆なですれば黙っていないという強いプライドと意志を見せたと言えそうだ。そのため、北への圧力をさらに強める可能性もある。また、トランプ氏は中国に北の核問題を解決させると述べたことがあるが、私には単なるレトリック(政治的な修辞)には見えなかった」

――「ただ乗り論」により、在韓米軍駐留経費負担をめぐる交渉で不利になるとの懸念が高まっているが。

「駐留経費負担増額の圧力がかかるだろう。これについて国防部長官、合同参謀本部議長と議論したが、政府は徹底的に準備をしている。ただ、駐留経費負担をめぐる交渉は韓米同盟の根幹を揺るがしかねないということを肝に銘じるべきだ。国防部をはじめ、政府がこの交渉に総力を注がなければならない。単なる経済的問題ではなく、同盟関係に影響を与える可能性があるためだ」

――米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に関する合意白紙化の可能性も取り沙汰されているが。

「既に決定した外交安保問題を手のひらを返すように覆すことはできない。THAAD配備は滞りなく進められるべきだ。在韓米軍のブルックス司令官(韓米連合軍司令官兼務)もそのように述べている。協議を経て決定したため、米国が簡単に覆すには政治的、軍事的な負担があまりにも大きい」

hjc@yna.co.kr